正直使用頻度はめっちゃ少ないけど、サイズと質感が良い「持っていたい」と思わせるマルチツール
フラッシュライトで有名なOLIGHTから出ているチタン製マルチツール。
アマゾンを見ると「材質:ステンレス鋼、チタン」と書いてあってどっちなん?という感じなんだけど、本体はしっかりとチタン製。パーツの一部にステンレスが使われているなら「チタン製(一部ステンレス鋼使用)」って書いていただきたいところ。
自分は付属の紐を通してカラビナをつけているが、本体側にはクリップが付いているのでそのまま引っ掛けることも可能。クリップ部分がちょっとニコちゃんマークっぽいけど可愛くはない(笑)
Opry(オープリー)という名前からして「あける(こじあける)」のがメインのツールだろう。
先端は強靭なヘラ状になっている。ヘラというよりバールだね。
ただ先端が丈夫なバールで素材が強靭なチタンであるのだけど、マルチツールとして最大14mmのボルトを回せるレンチ部分があるのでそこの強度は心配。
まぁそこまでの強度をマルチツールに求めてはいけない。
先端部分は大きめのマイナスドライバーとしても使用できる。コインで開けるタイプのネジや鍵など、コインを持ってなくても開けられる。しかし幅が広いので場合によって入らない時もあるので注意。
そのバールの反対側は4mmの六角になっており、ここに付属の4mmビットを装着し、ドライバーとして使うことができる。ちなみにこの穴の中に見える小さいロック用の鉄球がステンレス製みたい。
側面はスケール(cm)になっていておおよその寸法を測ることができる。
もう反対側はインチになっていて、まだ使ったことはないけどそのうち必要になるかもね。
付属の4mmビット
プラスとマイナス、トルクスのT6、T8のビットが付属されている。
写真で見てお分かりのとおり、プラス、マイナスのドライバービットを無くしてしまったため100円ショップで購入した4mmビットセットのマイナスを入れている。
楕円形のストッパーで止まっているのだが、ポケットに入れているとそれがいつのまにか回転してしまいビットが落ちてしまうことがある。ストッパー自体は回すとチキチキとクリック感が良いのだけど、ポケットの中で2回ほどビットがバラけてたことがあるのでもうちょい強めのホールド感が欲しいところ。
とりあえずT6、T8側のビットを無くさなくてよかった♪
トルクスは外国製のナイフなどで使われていることがあり、これがあればナイフをメンテナンスすることもできるからね。
先端部にはどのマルチツールにもついているであろう「栓抜き」がもれなく付いている。栓抜きとして使うことは少ない(まだない)が、ガス缶のガス抜きとしても使えるが良い。
その隣は6mmの六角穴なので、6mmビットを挿入して使うことができる。
そして本体に大きな穴をあけている6角レンチ部分。強度面を考えるとこの穴は嬉しくないのだが、14、12、10、8、6mmあたりのボルト・ナットを完全に締められずとも「仮締め」できるのはありがたい。ボルトナットは緩んでるのが分かっても手で締められることはほぼなくて、ある程度締めようと思うと何かしらの工具が必要なんだよね。
このマルチツールの良いところは持っていて手頃のサイズ感というところ。
こじ開けツールとしてはしっかり握れるので力を入れやすいと思う。ただ何度も言うように本体に大きな穴があるのでバールの代わりになるほどの強度はない。
外国製ナイフ(フォールディング)を持っているならトルクスレンチが内蔵されているのは嬉しいと思う。キャンプフィールドなどにわざわざメンテ用の道具は持っていかないかもだけど、ナイフのお供としてのマルチツールなら持ちやすい。
あとしっかり握れるという点からも、車内からの脱出用ツールとしても使えると思う。
ナイフとかの刃があるわけではないのでシートベルトのカットはできないが、ガラスを破るための緊急ツールとしての強度は期待できる。
ナイフ等の刃を持たないためマルチツールとしても携帯しやすい部類だと思う♪