想像以上の小ささに驚くレザーマン「スタイルPS」
レザーマンといえば「プライヤー」がメイン機能のマルチツール。
多機能のマルチツールはひとつ持ち歩きたいと思っているのだけど、その中にはだいたい「ナイフ」が入っており日本で持ち歩くには「何かしらの理由」がなければいけない。
そこで「ナイフの無いマルチツール」として人気なのがスタイルPSです。
スタイルPS基本スペック

スタイルPSの各機能
本体はステンレス製で小さいながらしっかりした作りになっている。
驚くのはその小ささ。実際に画像見たり動画見たりして知ってたはずなのに実際に届いて手にした時にはもう一度驚く。めっちゃ小さっ!!って(笑)
メインのペンチを開くとこんな感じ。ハンドル部分には指3本かかる程度。
ペンチとしてはさすがレザーマン。小型ながらしっかりしています。
ただアマゾンの評価で「ペンチが折れた」というのも見かけた。確かに小型だし、プライヤーとしては薄めの鋼材なので、つかんで捻るような作業には向かない。
というかやらない方がいいね。
仕事の時にシリコンの塊を取ろうと思って突っ込んだのでシリコンだらけになってしもた。細い、薄いプライヤーは細かい作業には使いやすいと思う・・・が、スタイルPS自体が小さいこともあってこれがめちゃくちゃ使いやすいかというとそうでも無い。
薄く平たいので狭い場所にアプローチするのには良さげ。
個人的にナマズ釣りに行くのだけど、魚の口にかかった針を外すのに使いやすい。
プライヤー先端もしっかりと重なっているので精度も良さげ。
キャンプとかだと熱くなったクッカーをちょっと摘んだりして持つとかにも良い。
そしてハサミ。プラ製のタグを切ったり、釣り糸を切ったり、小さいハサミは何かと便利。もともとバネがついていたのだけど気がついたら折れていた。ここのバネは折れやすいようでAmazonレビューでも書かれてた。
ビクトリノックスのハサミであれば折れたとしても付け替えて修理できるのだけど、レザーマンの場合はバネ単体として入ってるので個人で直すのは難しそう。
ヤスリ&マイナスドライバー
ヤスリといっても爪やすりだね。先端は小型のマイナスドライバーになっている。
先端の薄い金属の板って何かと便利でたとえば缶のプルタブ開ける時、「うわー、爪切ったばかりで開けられねぇ!」って時でも引っ掛けて持ち上げることができる。
あとはコインで開け閉めするタイプの部屋のドアの鍵とかね。あれも親指の爪でできなくもないけど、平たい金属あればカチッと開け閉めできて便利。まぁいつも必要ってわけではないけど、あると役に立つ時があるよね。
カラビナ部分は引っ掛ける機能の他に、栓抜きにもなってる。栓抜きを使うことなんて本当1年に1回あるか無いかだけど、その1回の時にたまたま遭遇しちゃってもこれがあれば安心。
ちなみに赤いハンドル部分にはピンセットも入っている。毛抜き・・・として使うには力不足。トゲ抜きとかには使えそうかな。
今回紹介したマルチツールはレザーマンの中でも小型の部類でかつナイフレスのモデル。EDCとしてマルチツールを持ち歩きたいと考えた時、ナイフがついていないものを選ぶとなると本当に数がすくなくて候補のひとつにあがってくるアイテムだと思う。
キャンプやツーリングを考えるとレザーマンのスタンダードサイズのものの方がプライヤーの強度も高いし、工具として考えた場合にも頼れるものだと思う。
しかし毎日持ち歩くアイテムとして考えると、軽くて小さい、多機能かつナイフがついていないスタイルPSはポケット心強い。
いつもはオーライトのオープリーと一緒に引っ掛けて持ち歩いてる。
ちなみにオープリーがあればトルクスレンチも付いているのでスタイルPSのメンテナンスもできて一石二鳥!ナイフは無くともツールいっぱいの工具箱をポケットに入れられる小さな喜び♪